ブログやツイッターで自作スタンプを紹介するときの小技。LINEアプリ内のスタンプ販売ページを直接開けるようにする方法の応用編です。閲覧している環境を自動判別して、ひとつのURLでLINE STOREかLINEアプリの適切な方に誘導します。(→追記)
ふつうの案内方法
スタンプ販売中
PCの方はLINE STORE: https://store.line.me/stickershop/detail?packageId=1000386 スマホの方は:line://shop/detail/1000386
現状ではこんな感じでしょうか。
LINE STOREのURLは、スマホから見るとログインが必要で購入に一手間かかる……アプリ内購入してもらいたい。けどアプリ用のURLスキームだけだとデスクトップからアクセスでない……しかし両方記載すると長い……
解決サンプル
スタンプ販売中
上のURLは、iPhoneかAndroid端末からたたくとLINEアプリが立ち上がり、直接スタンプ販売ページが開きます。PC等の環境からアクセスすると、ブラウザでLINE STOREの該当ページが開きます。つまりひとつの短いURLにふたつのリンク先を割り当てているわけです。
「j.mp」は、bitlyで生成できる短縮URLです。
短縮URLを生成する準備
まずは転送用URLを用意します。飛び先をブラウザにするかアプリにするか、ユーザーエージェント(閲覧環境)を自動判別する中継点です。
自分のスタンプのIDは?
↓この数字(ID)を使います。
(2014-06-27追記)
販売国追加にともないURLの形式が変わりましたが方法は同じです。
https://store.line.me/stickershop/product/1000386/ja
PHPを使える方
自分のサーバでPHPを動かせる場合は、下のソースコードを適当なディレクトリに適当なファイル名で設置します。転送用URLは「自分のドメイン/任意のディレクトリ/任意のファイル名?id=ID」。
<?
$ID = $_GET[ 'id' ];
if($ID){
$app='line://shop/detail/'.$ID;
$store='https://store.line.me/stickershop/product/'.$ID;
$agent=$_SERVER["HTTP_USER_AGENT"];
if((strpos($agent,'iPhone')!==false)||(strpos($agent,'Android')!==false)){
header("Location:".$app);
}else{
header("Location:".$store);
}
}else{
print "IDを指定してくださいな<br>例:「?id=1234567」";
}
//2014-06-27: 新URLに対応しました。旧版でも動作に問題はありません。
?>
単純なプログラムです。改造等ご自由に。
PHPが使えない方
よくわからない場合はとりあえず↓これで。
https://hokusya.com/url/?id=1000386
赤い数字の部分を自分のスタンプのIDに変えれば、自分の転送用URLになります。
とんでもない負荷にならない限り、動くようにしておきます。
短縮URLに変換
転送用URLのままでも「ひとつのURLで自動転送」という目的は果たせますが、これを短縮URLに変換して使うといろいろな幸福が訪れます。「hokusya.com/〜」をそのまま使うのがキモチわるいという方も大丈夫。
bitlyを使う
bitlyに無料登録したら、転送用URLを赤枠内にペースト。あとは自分で覚えやすいカスタムURLを設定しましょう。
これでクリック数や日時・地域の解析もできるようになります。
まとめ
長くなりましたが要するに上の赤枠内に「https://hokusya.com/url/?id=ID」を入れれば解決です。そのうちLINE自体がサポートしてくれたらいいですね。
(2014-08-07追記)
マイページで表示される「ストアURL」が変更になりました。
http://line.me/S/sticker/ID
すっきりと短くなってアプリとウェブストアの振り分けにも対応してくれたようですが、単純に端末で判定しているのではなさそうです。謎。
(旧URLが廃止になったわけではないので、上記のプログラムや旧URLへのアクセスに影響はありません。短縮URLはクリック数が測定できるのでおすすめです)
(2014-08-15追記)
スタンパーズさんのエントリーによると、公式の新URLはアプリによって誘導先が変わってしまうようです。しばらくは上記のプログラムを使ったほうが確実ですね。