LINEクリエイターズスタンプのマイページからダウンロードした「内訳」CSVの内容を少し便利に変換する無料ツールを公開しました。ボタンひとつで販売国名がすぐに分かります。(2016-05-15: CSVの仕様変更に対応しました。)
概要
きそちしき
毎月10日ごろ、未払い分配金額が¥10,000を超えていると、LINEからこんなメールが届きます。
マイページで振込申請画面をみると、内訳欄にCSVダウンロードリンクが出現します。CSVとは、内容がカンマ(,)で区切られたテキストファイルのことです。
適当なテキストエディタで開いてみると、スタンプごとの売上や確定分配金、売れた国の名前(略号)などが分かります。全部英語です。
これをExcelやNumbers、Googleスプレッドシートなどの表計算ソフトで読み込んで使うと、データを加工したりグラフを生成したりして、分析した気になれるわけです。
なにができるの?
元のCSVをExcelで開いてはみたものの、列の意味がすぐには把握できずに一瞬ボーっとしてしまう方も多いでしょう。販売国名が略号なのも見づらい。
そこで売上CSV変換君。テキストをまるごと放り込むだけで、即座に少し見やすいCSVに変換されます。
見出しが日本語化され、販売国名が明確になりました。これでもうどこの国で売れても大丈夫。略号をいちいち調べずに済みますね。ドミニカ共和国とドミニカ国の区別もつけられます。
ついでに地域の列も増えるので、データ加工が趣味みたいな方は地域別のグラフをつくったりして遊べるようになります。
つかいかた
CSVの中身をまるごとコピペして、緑のボタンを押すだけ。以上。
もちろん、内容はどこにも保存されませんのでお気軽に。
グラフと地図の画像生成
ついでに簡単な概要も分かります。
ツイッターが使える方はせっかくなのでシェアしましょう。何カ国で or どこの国で売れたのかくらいは聞いてみたいですよね。
特長
- 全選択コピペするだけ全自動
- スタンプのセット数不問
- タブ区切りも出力
- 世界地図とグラフも生成→PNG画像を保存可能
- 販売国数、販売国名を簡単にツイート
- 一覧表はソート可能
- iPhone、iPadでも利用可能
- 安全(DB不使用、ファイルも生成されません)
- 無料
技術・免責
「変換君」は、売上グラフメーカーと同様、自分用に書いたプログラムをどなたでも使えるようにしたものです。しくみはPHPによる単純な文字列置換です。
CSVファイル自体を送信するほうがもっと簡単ですが、CSV(売上データ)をサーバに送信するのは抵抗があるでしょうし、人様のデータは一瞬でも預かりたくないので単純なPOSTにしました。ペースト操作のかわりにドラッグ&ドロップでもOK、というくらいの更新はそのうちやるかもしれません。
更新履歴等(随時追記)
- 2018-06-16:
- canvgのURL変更によるPNG画像書き出し機能の不具合を解消しました。
- WAF(セキュリティ設定)による403エラーを解消しました。
- 2017-10-29:
- ヘテムルのサーバを移設(アップグレード)しました。
- https(暗号化通信)に対応!
- HTTP/2に対応!
- オールSSD!高速化!
- ヘテムルのサーバを移設(アップグレード)しました。
- 2016-05-15:
- 「着せかえ」追加にともなうCSVの仕様変更に対応しました。
- 2015-03-11:
- グラフが表示されないことがある不具合を修正。(一部のスタンプ名の「"」の扱いを変更)
- 2015-02-04:
- 変換表記を変更
- Revenue Share : 税別分配金額
- VAT : 消費税
- Return : 分配金額
- Sales : 売上金額
- Share Amount : 売上確定金額
- 変換表記を変更
- 2015-02-02:
- CSVの仕様変更に対応しました。「販売個数」の列が追加されました。
- 2014-09-01:
- ドラッグ&ドロップに対応しました。デスクトップでの利用時にはDLしたファイルを直接テキストエリアに放り込むだけでOK!
- 2014-08-11:
- iPhoneでの動作を改善(SafariやNumbersからのコピペに対応)
- 一部の国名が変換されない不具合に対処
- 2014-08-05:
- 画像生成機能を追加。どの環境からアクセスしても800px×600pxのPNG形式の画像を生成します。(積層型棒グラフと世界地図)
- 金額非表示の画像も選択可能。
- 2014-07-15:
- 積層型棒グラフの自動生成機能を追加
- 世界地図(販売国一覧)の自動生成機能を追加
- 2014-07-13: リリース
お世話になった技術
- 「ISO 3166-1」略号データはWikipediaを参照しました。200の国と地域。2011年11月のISO(国際規格)のデータです。
- グラフ生成:「Google Charts」
- テーブルのソート機能:jQueryプラグイン「tablesorter」
- テーブルのハイライト機能:jQueryプラグイン「tableHover」
- テキストエリアへのドラッグ&ドロップ:HTML5をさわってみよう(後編)
- ウェブフォント:モリサワ「TypeSquare」
免責
- サーバや関連サービスの不調や停止により正常に動作しなくなる可能性があります。
- 万が一失敗しても適切なエラーメッセージが出ないかもしれません。
- 本家CSVの仕様が変わったら動かなくなるかもしれません。
- 予告なくアップデート・仕様変更する可能性があります。
- リンク先で提供されている情報の内容についてのお問い合わせには応じられません。
- 利用に関する一切の不利益や体調不良等についての責任は負いかねます。
HINTS
- [LINE] 売上レポート画面を改善するスクリプトを開発
- [LINE] ウェブストアでスタンプ購入時に使える小技
- [LINE]アップデートをチェックしやすくする方法
- CLIP STUDIO PAINTでLINEスタンプをつくる 1(描画編)